マダム・フローレンス! 夢見るふたり

 マダム・フローレンス

 

監督 スティーヴン・フリアーズ

出演 メリル・ストリープ

   ヒュー・グラント

   サイモン・ヘルバーグ

公開年 2016

制作国 イギリス

 

1944年ニューヨーク。音痴のソプラノ歌手であるフローレンスと夫のシンクレア。シンクレアは妻の歌唱力をあるように見せて、彼女に夢を見続けさせるように努めていた。そんな中フローレンスは音楽の殿堂カーネギーホールでコンサートを開きたいと言い出して……。

 

個人評価 ★★★★☆ (4/5)

ただし個人的な思い入れをのぞくと★★★☆☆ (3/5)くらい

 

こいつは俺だ(フローレンス)。俺もこの通りだったんだ(メリル・ストリープ)

 

ネタバレありです

始め、メリル・ストリープの滑稽さを見る映画なのかなーと思っていました。

感情移入の先はヒュー・グラントが中心に行っていて、こんな風に一人の女性に夢だけを見せられたら それは偉業だよなとか、不倫をしていることには 悪いことしているから優しくなれるんだよなーとか、『アバウト・ア・ボーイ』のハンサムさから老けたけれども 特に変わってないなとか、注目していました。
アバウト・ア・ボーイ
 

 

メリル・ストリープが初めて歌声を披露したときは、本当に笑いをこらえる状況になっていて、彼女のことは突き放して嘲笑って見ていました。サイモン・ヘルバーグがエレベーターの中で 笑い声が漏れるところは 一緒になって馬鹿にしていたよ。

 

あと浴槽一杯のポテトサラダが印象的。浴槽でゼリー作るより衝撃的。

正直ストーリーは散漫としていて面白いような、面白くないような、どっちつかずな感じ。 

 

ただ最後のシーン。世間の声を知ったとき、ありもしなかった成功を心に思い描きながらも、やった事実は消せないと笑うメリル・ストリープを見て、初めて彼女と自分を重ねてしまった。

 

いじめられてから、大学行って、喋るのも苦手なのにプレゼンで頑張って、積極的に前に出て、内心ではリア充たちは自分を嘲笑っているのだろうな、と思う。もっと上手くいっていたらと妄想する自分。でもやった事実は消せないし、明日もやることはあるんだよなー、と日々 駄目な自分と折り合いをつける。

 

ラストまでは全くメリル・ストリープに自分を重ねていなかったので、不意打ちでパンチを食らった感じでした。

 

人にオススメはしないけど、個人的良作みたいな感じでした。

未視聴だけど気になる映画。