ささのさ散々

自分がお嬢様JDなのかお嬢様DJなのか分からなくなってきた 妄想にとらわれる美しき女人の映画乱視ブログ!!

2016年12月

(感想)ロシアン・スナイパー-戦場でチュッチュする映画

『ロシアン・スナイパー』


ロシアン・スナイパー

  • 監督 セルゲイ・モクリツキー
  • 主演 ユリア・ペレシルド
  • 公開年 2015
  • 制作国 ロシア・ウクライナ 

実在した旧ソ連の女性スナイパー リュドミラ・パブリチェンコ。彼女の体験した第二次世界大戦の戦場と恋を描く。

 

ネタバレありです

 

作り物の戦争ドラマ

 

個人的な評価 ★☆☆☆☆ (1/5)

 

戦争映画で女性スナイパー。何となく『フルメタル・ジャケット』に出てくるスナイパーを思い出して、前情報もなくジャケットを見ただけでレンタルしてきました。

 

見た感想としては微妙。戦争描写が悪いわけではないけど(空爆シーンは良かった)、よくあるような恋愛ドラマになってしまってるのが残念。

 

役者も演出も全体的に舞台じみていて、好き嫌いが分かれそう(自分は嫌い)

セリフ臭い台詞とか人がいつも丁度良いタイミングで登場するとか人に操られてるみたいで、用意されているものを演じてる感がすごくある。主演女優のユリア・ペレシルドさんも実在している人を演じてる感がデカい。

 

あと劇中で2回にわたって、ソウルフルな劇中歌が流れるけど、あそこだけ完全に音楽のPVになっていて笑った。見ている自分のテンションはすごい冷めてるのに、急に情感たっぷりの歌が流れてくるのでテンションの高低差事故が起きた瞬間であった。

 

今はわりと女性が軍に入隊することも多くなってきた方だけど、劇中で「男が守るべきなのに」とか言っちゃうのは どうなんだろう。
今の時代に この映画をつくった意味は何なのだろう。
男は頼りない、だからこそ辛くても女の自分達が立ち上がれ という感じなのか(戦争に勝ったのは主人公だけの手柄じゃないので、散った男達にクソを投げる行為だな)。
戦場でイチャイチャ チュッチュしてるような映画だしなぁ。
女性はやっぱり強い・この女性かわいそうでしょう だけの映画だと思ってしまったのが、自分の感じたところ。

他に重要な意味があったかもしれませんが、分からなかったです。

DVD版です

ロシアン・スナイパー [DVD]
ユリア・ペレシルド
アルバトロス
2015-12-02


 

(感想)ロブスター-独り身に厳しい世界

『ロブスター』


ロブスター

 

  • 監督 ヨルゴス・ランティモス
  • 出演 コリン・ファレル
  •    レイチェル・ワイズ
  • 公開年 2016(日本)
  • 制作国 ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリス

 

独身が罰せられる世界。独身者はホテル付きの施設に送られ、45日以内に新しいパートナーを見つけられなければ、任意の動物の姿に変えられてしまう。

妻に捨てられた主人公は、施設に送られるも、色々あって施設から脱出。施設から離れ、独身者だけが集まる集団に加わる。そこで運命の人と巡り合うが、そこは恋愛禁止で……

シュールな雰囲気のSF恋愛ものです。

 

ネタバレありです

 

ロブスターはひっそり暮らしたい

 

個人評価 ★★★☆☆ (3/5)

 

奇妙な世界観で結構惹き込まれる映画でした。

設定はわりとガバガバなんじゃないかって思うところもありましたけど。

 

自分的にこの映画の魅力は奇妙な雰囲気にある。特に説明もなく映画が進むので、良い意味で「何やこれ……」と楽しむことができた映画でした。

ただ設定が緻密に作られているかは別で、簡単に施設から脱出できるし、誰でも使える転換装置で簡単に人を動物に変えてしまうし……。そもそも動物に変えるとはいっても、体の中のものを移し替えるだけで、生まれ変わるって訳でもなさそう。……なら、動物に変えなくて普通に独身者 殺処分で良くないか? これが駄目なのは道徳的な問題だから、実際殺してるけど、名目上 殺す代わりに動物にしてるんじゃないかって考えた。
……でもキャラクターは特に疑問に思ってないんだよな。

 

ラストは人によって意見が変わるやつで結構好き。

ヒロインが盲目で主人公も眼を潰すって、春琴抄をちょっと思い出す展開でした。
でも潰した後のシーンもないから、自分的には目を潰さずに戻って来たと思ってます。
まぁ最初ハンター女に無理して合わせるも失敗してるから、無理して合わせずに眼も潰さずとか、足の悪い男に対して偽鼻血を非難してるシーンもあるし、どっちの立場でも考えられるようになってる感じがする。

どれにしてもこの主人公は「ロブスター」みたいにひっそり生きていく感じがあって、そこに良い余韻を感じた。

 

気になった女優さんは、ホテルのメイドさん役 アリアーヌ・ラベドさん。
2
 

無感動な表情(この映画に限ってはみんな生気がない)なのに、事務的にお尻で独身者の性欲を刺激したり、実は森の独身者の内通者だったり、ダンスシーンではメイドの格好のまま踊り狂ってるし、正直ヒロインより何倍も魅力的に見えるキャラでした。

 

見た後に冷静になるとアレって思うところもあったんですが、見てる間は惹き込まれたのは本当。というか今もそこまで嫌いじゃない。

何か妙な映画を見たなー、という感じでした。


ロブスター(字幕版)
コリン・ファレル
2016-09-15


読み難いったらない でも名作
春琴抄 (新潮文庫)
谷崎 潤一郎
新潮社
1951-02-02
 

(感想)GONIN-襲撃と報復で二度痺れる

GONIN

 
GONIN
 

  • 監督 石井
  • 出演 佐藤 浩市
  •    本木 雅弘
  •    根津 甚八
  •    竹中 直人
  •    椎名 桔平
  •    ビートたけし
  • 公開年 1995
  • 制作国 日本

 

負け組アウトロー5人組は暴力団の事務所から、大金を奪う作戦を実行する。強盗には成功したが、暴力団はヒットマンの二人組を雇い、彼らを追い詰めていく……

 

ネタバレありです

  

やけにホモい。でもアクションは最高!


個人評価 ★★★★★ (5/5)
 

去年 本作の続編である『GONIN サーガ』が公開されて、その時に『GONIN』を見ていなかったのでスルーしていたのですが、今になって視聴してみました。

想像以上におもしろかったです。

主演の役者陣が全員異様な存在感が放って、どの場面も緊張感がある。始めはキャラが薄いかなぁ、と思っていた椎名桔平も拷問後のボコボコになった姿は妙な存在感を醸し出していて良かった。 
主要人物があっけなく死ぬところも好き。ピカレスク
(悪漢)ものは散る姿があっけない程、それまでの悪行が引き立つので、『GONIN』はそこのストライクゾーンに入った作品でした。殺し方も容赦がなく、元刑事の妻子でさえ慈悲もなく殺されるので、見ていて最高にいやーな気持になれる

 

気になったのは、やけにホモい展開。この映画は2組もホモカップルができている。映画序盤で本木雅弘が佐藤浩市の前でシャワーを浴びるから目の前で全裸になるシーン。わざわざ目の前で脱ぐのが何だかホモっぽい と思っていたのですが、案の定 ホモカップルになる。しかも敵方であるヒットマン二人組もホモカップル。そこが何か できすぎの感じがある。

ホモ描写も直接的で、普通にキスシーンを写したり、ビートたけしが相棒と(竹中直人宅で)セックスしようとしたり、このシーンが必要かどうかというより、下衆いシーンだなぁと思っていました。

 

ラストシーンのバス内での一幕でも、硝煙の匂いで何か気づくだろうとか、他にもツッコミどころがあったりするのだが、それを上回るぐらいの役者の説得力があった。気付かないところで凄いことが起こっているシチュエーション自体は大好きだし。


とにかく、おもしろかった満足!!

ブルーレイ版です



(感想)帰ってきたヒトラー-まるで待ってたかのような

帰ってきたヒトラー


帰ってきたヒトラー 

  • 監督 デヴィット・ヴェント
  • 出演 オリヴァー・マスッチ
  •    ファビアン・ブッシュ
  • 公開年 2015(ドイツ)  2016(日本)
  • 制作国 ドイツ

 

2014年のドイツにタイムスリップしたヒトラーは、TV局をクビになったサヴァツキと共に、ドイツ中をヒトラーの格好でインタビューしていく旅に出た。ネットにアップされたその映像は瞬く間に反響を呼び、ついにモノマネ芸人としてTVデビューまでする。彼は人気者になっていくが、かつての野望の火は消えていなかった……

 

ネタバレありです

 

個人評価 ★★★★★ (5/5)

 

うわー 他国事じゃない…

 

おもしろかったけど、怖いなぁ。

移民を100%信用しろってのも不安だし、それを世間じゃ言いにくいのもあるからなぁ。国民が右傾向だからこそヒトラーのような人が求められるのが、すごく分かりやすく伝わる。

 

仕込みと本物が混じったインタビューもおもしろい。

こういうのは『ボラット』の似非アフガニスタン人でも見たけど、おっかなびっくり な感じで見ちゃうドキドキ感と、ヒトラーが普通に画面にいる変な感じが良かった

 

終盤は何か、劇中劇の三文芝居を見せつけられましたけど、これも もっと未来の着地点で終わって欲しかったという自分の願望が ラストにケチをつけたい感情になっているのかもしれません。

最後のヒトラーが「好機到来」と言ったところは鳥肌が立ってすごい。

 

『ズートピア(レビュー)』を見た後に、続けてみたせいでキツイ。

この世の中 綺麗事だけでは 全員が納得いくことはないよなぁ。

表面上とその周辺だけは仲良く行くんだけど、そこから先が難しい。

ブルーレイ版です



パロディシーンは爆笑したけど、この映画自体は傑作
ヒトラー ~最期の12日間~ Blu-ray
ブルーノ・ガンツ
TCエンタテインメント
2012-09-05


 

(感想)ズートピア-見せかけのユートピア

ズートピア

ズートピア 

  • 監督 リッチ・ムーア
  •    バイロン・ハワード
  • 出演 ジニファー・グッドウィン
  •    ジェイソン・ベイトマン
  • 公開年 2016
  • 制作国 アメリカ

 

動物が進化し、文明を築いている世界。ウサギの少女ジュディは肉食動物と草食動物が共存する都市ズートピアで初のウサギの警察官になった。やる気に溢れたジュディであったが周囲にはガタイの良い動物ばかりで、ジュディにまわされたのは駐禁の仕事。

現状を変えるため、ジュディはクビを賭けて動物失踪事件の調査に挑み始める。詐欺師であるキツネのニックを巻き込んだ事件は、ズートピアを震撼させる一大事件であった。

 

ネタバレありです

 

個人評価 ★★★★☆ (4/5)

 

造り込まれた 完成された映画。 ただ そこまでノレる訳でもなく

 

設定がSFチックで やってることはガチガチの童話なのが新鮮でした。

考えさせられるストーリーでも 分かりやすく伝わってくる傑作だとも思います。

ただ自分の周囲で大絶賛されてる中で、自分はそこまで盛り上がっていないのが寂しい。おもしろいとは思ってるけど、この波に乗れなかった。この感じは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも 味わったなぁ。

 

差別の逆転の場面は良かった。

物語の始めに、ちゃんとウサギのジュディが肉食動物からの差別的視線を受けているから、立場の逆転で、肉食動物が弱者に立った時、これが理想の差別の越えかたじゃない、というのが伝わってくる。主人公自体が無意識に肉食動物を差別していたのもあって心に来るものがあった。

 

気になったのは主人公バディ以外のキャラクター。

ニックとジュディはマフィアに協力を受ける、そこが疑問。道徳で満ちてる映画なのに良いのか? と思った。

最初は悪い動物であるニックも詐欺師だし、この誰かを氷漬けをしていることを明示しているマフィアもオセロみたいに、善い動物として ひっくり返る

最初は善良か普通の人だと思っていた羊の副市長とナマケモノなんかも、ひっくり返るみたいに悪いところを見せる

まぁ、そういう映画だからマフィアとも協力するんでしょうけど、本当に良かったの?

あのマフィア 確実に誰かは氷漬けにしているよ

ジュディにとっての正義が何だかよく分からなくて、 副市長を追い詰めた時に、したり顔で 詐欺師なのって言ったシーンで 何でコイツ警察官になろうとしたんだっけ、と思った。

 

ですが、評判通り良い映画でした。

この映画見ても子供は マフィアになりたーい って言わないだろうし。

見るなら字幕を推奨。主要キャストは概ね良かったのですが、映画の最後にDream Amiとか言う奴の違和感クソ寒い声掛けライブを聞かされます。

ブルーレイ版です



ズートピアが好きならオススメ
第9地区 [DVD]
シャールト・コプリー
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-11-23

 

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