『ロード・オブ・ウォー』

 
ロード・オブ・ウォー
 

  • 監督 アンドリュー・ニコル
  • 出演 ニコラス・ケイジ
  •     ジャレッド・レト
  •     イーサン・ホーク
  • 公開年 2005
  • 制作国 アメリカ

 

一家全員で開いているレストランの長男ユーリ(ニコラス・ケイジ)。彼はアメリカにやって来たロシアン・マフィアの銃撃戦見て武器商人になることに決意。ユーリは重火器を売ることに才能を発揮させ、財産と家庭を築いて行く。だが成功と共に敵も現れ始め……

 

ネタバレありです

 

個人的な評価 ★★★★☆ (4/5)

三者三様の哀愁

 

文明が進んだ現代。戦争をするにも銃がなければ始まらない。そんなことだから武器商人という裏で戦争を支配する人間がいる。そんな戦争の裏側を描いた映画です。

フィクションの中の武器商人と言えば、売った途端 撃たれるイメージがあるけど、このニコラス・ケイジは頭が良いので安心。ビン・ラディンに銃を売らないのは思想の問題ではなく、不渡りが多いため、とか現実的でなるほどなーと思えるので面白い。
戦地の子供が死んでしまう場面もサラッと流していくのも
戦場では当たり前という怖さがあった。それでいて思想を押し付けるでもなく、銃弾をばらまくときにレジのキャッシャーみたいな音を出すおふざけ感とか、バランスよく社会派と娯楽が両立している感じだった。
 

ニコラス・ケイジが嫁さんに武器商人を辞めるように詰め寄られるシーンで、僕には武器商人の才能があるからと言い放ったとき、これしか才能がないんだと思わせる雰囲気がすごく良かった。それが結末の哀愁を引き立てているのもグッと来た。

役者陣も素晴らしい。ジャレッド・レトは若くて青い感じがよく出ていて、その青臭さが最悪の結果を招いたシーン。展開は読めたけど それまでの施設への入所前にニコラス・ケイジから大麻を与えられる所の甘さがあそこに帰結したと思うと、若さ故の哀愁を感じてしまった。
枯れている寄りのイーサン・ホークとニコラス・ケイジも
枯れかけ枯れ切ってしまったのと 違いが出ていて深みが出てるー。

アンドリュー・ニコル監督でイーサン・ホークが出てる作品だと、自分が見ている中では、『ガタカ』→『ロード・オブ・ウォー』→『ドローン・オブ・ウォー』の順番で枯れていってるというか、陰が増しているのが面白い。この映画だと正義に燃える心が砕ける散る所を見られるぞ!!


色々な面が平均以上、そんな感じの映画でした。

ブルーレイ版です。

ロード・オブ・ウォー Blu-ray
ニコラス・ケイジ
TCエンタテインメント
2012-09-05


アンドリュー・ニコル監督のドローン戦争映画。(ささのさの感想はこちら)
ドローン・オブ・ウォー [Blu-ray]
イーサン・ホーク
ポニーキャニオン
2016-03-16


イーサン・ホークが渋くなっていく過程がこれ一本で分かる