『御法度』

御法度
 

 

  • 監督 大島
  • 出演 ビートたけし
  •      武田 真治
  •      松田 龍平
  •      浅野 忠信
  • 公開年 1999
  • 制作国 日本

 

1865年京都 新選組。二人の男が入隊する。その内の一人 加納惣三郎(松田龍平)は美少年であった。衆道がにわかに流行り出していた新選組では、惣三郎の美貌に虜にされる者が続出する。それにより規律も乱れだし、ついに殺人が……

 

ネタバレありです

 

個人的な評価 ★★☆☆☆ (2/5)

それほど新鮮じゃない

 

ささのさは別に腐女子じゃないですが、そういうジャンル(BL)が歴史系にも踏み込んでいるのは知っているので、衆道は新鮮ってほどでもなかったです。

ゲイ映画自体も『シングルマン』やら『フィリップ、きみを愛してる!』とかを見ているので、特に抵抗もなく見られましたし。

そういう意味では、衆道から見る日本独特のBLみたいなものを見たいなぁ、とか思ったけど、実際そういうのは殺陣シーンくらいだったかも。

 

ゲイ映画にしては魅入ってしまう役者さんがいなかった感じ。

松田龍平も現在の成長振りを知っているから、拙さのほうが目立っていた。少年役だからそれで良いかもしれないけど、演技に必死な感じで惹き込まれなかった。でもそこが好きな人は一杯いるでしょうけどね

ビートたけしや田口トモロヲには色気は感じないし、浅野忠信も武田真治もこの映画では普通の人って感じ。

というか興奮したシーンが殺陣のところだけで、他は全く興奮しなかった。

ゲイゲイしさを隠そうともせずに、前に出し過ぎていて、そこらへんから色気が削がれているのかもね(『戦場のメリークリスマス』だったら、背徳の色気みたいなのがあったけど)

 

大事な映画ラストで「沖田さん」「ギャー」と言わせるシーン。音声だけで理解させようとするのは良いけど、この「ギャー」は滑稽だったなぁ。呻くだけなら笑わなかったのに

 

ビートたけしの「惣三郎め。美しすぎた。男に嬲られているうちに、化物が住み着いたのだろう」みたいな台詞は 古典作品からある様式美だけど好きでした。

 

惣三郎が本当は誰を好きだったかとか、脚本的にはおもしろい点はあったのですが、他の部分は特に魅力を感じなかった。そんな映画でした。 

Amazonビデオ版です

御法度
ビートたけし
2013-11-26


監督の過去作
戦場のメリークリスマス [DVD]
デヴィッド・ボウイ
紀伊國屋書店
2011-10-29