マルタのやさしい刺繍

マルタのやさしい刺繍
 

 

監督 ベティナ・オベルリ

出演 シュテファニー・グラーザー

公開年 2006

制作国 スイス

 

夫に先立たれ、生きる気力を失くしていたマルタは若いころに夢見ていた 自分で刺繍したランジェリーショップを開くことを決意。しかし保守的な村では反対の声があがってしまう……。果たしてマルタの夢は叶うのか。

 

個人評価 ★☆☆☆☆ (1/5)

 

やさしい?刺繍と雑な展開

 

ネタバレありです。

うーん微妙な映画でした。“年をとっても夢を諦めない”というのは良いと思うけど。色々と雑だし ありきたりだし、面白くはなかった。

 

主役のおばあちゃん が刺繍したランジェリーを大事にしていた。この設定はロマンチックで好き。

 

気になるのは“悪い奴”は“ 駄目な奴”としか描かれていないところ。

主人公の息子であり牧師ある男は、隠れて不倫している。

村のリーダーは虚栄心に憑かれているだけの男。

対して主人公側は聖人としか描かれていないような……(悪知恵も経験の差みたいな)

 

新しいことは聖で伝統は悪みたいな描かれ方だなー、と 確かに保守的すぎるのも駄目だけど、彼らを悪に貶めるのも好きじゃない。

というかだな、老人会か何かの刺繍グループに、自分だけじゃ仕事が追いつかないから、ランジェリーの刺繍を依頼したとき、一人のおばさんが「お断りするわ」と抜けて、後の人はみんな協力したけれども。

このおばさんも刺繍が好きだろうし、ランジェリーを縫う恥ずかしさがあって グループを抜けたかもしれないだろう。何が「新しいことをやらなくっちゃな」だよ。あの抜けたおばあさんは何も悪くないし、むしろかわいそうだろう主人公たちのせいでひとりぼっちになっちゃったよ 主人公のお願いを受けて当然か主人公は神かなんかなのか

 

成功のためのステップも、あっさり車の免許取得しているし、いきなりネット通販やってすぐに成功している。刺繍グループも簡単に引き込んでいる(給料など現実的な話はなし)

その辺がファンタジーだし、おばあさんたちが頑張っている感がないよ。

何やっても上手いこと行くんだもの神様なのか

 

ラストシーン。スピーチを無理矢理奪って、主人公が喝采を浴びる。パンティーの旗が掲げられ、村の若い女がセクシーなランジェリーを見せびらかして、下賤な男たちの歓声が上がる

これがお前の見たかった光景か……

 

夢を叶えておめでとう、という感じではあるが、

私が見たかった光景ではないなぁ

在庫は少ないみたいです。

マルタのやさしい刺繍 [DVD]
シュテファニー・グラーザー
CCRE
2009-04-03