ささのさ散々

自分がお嬢様JDなのかお嬢様DJなのか分からなくなってきた 妄想にとらわれる美しき女人の映画乱視ブログ!!

(感想)神様メール-超悪趣味 気持ち良いかはあなた次第

『神様メール』

 
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  • 監督 ジャコ・バン・ドルマル
  • 主演 ピリ・グロワーヌ
  •     ブノワ・ポールブールド
  • 公開年 2015
  • 制作国 ベルギー・フランス・ルクセンブルク

 

ベルギーのブリュッセルには意地悪な神様が住んでいる。人間の苦しむ様を楽しむ神は父親だった。神の娘エアは世界の設定を変えられるパソコンをいじり、人類に寿命を知らせるメールを送ってしまい……。それからエアは初めて街に降り立ち、使徒を探し始める。

 

ネタバレありです。

 

個人評価 ★★★☆☆(3/5)

 

悪趣味全開ナンセンスブラックコメディー

 

中々おもしろかったです。ささのさは宗教学に明るくないので、詳しい人ならもっと楽しめるかもしれません。

 

映画が始まった直後は、なんか人類が誕生したのがいきなり現代のブリュッセルで、人類5分前仮説みたいなものかと思ったら、現代の土地がもう存在してるのに古代的な戦争を起こしてるし、なんやこの無茶苦茶な映画? と思ってガッカリした。しかし この先 もっと悪趣味で滅茶苦茶な展開が広がっていくので ここはスルーが吉。意味無し意味無し。段々 おもしろくなって行きます。

 

物語はヒロインが余命が判明した使徒候補に会いに行って、使徒各人のショートストーリー(回想とか)が連続して行く感じ。そこに要所要所にブラックなギャグが挟まれていく。

 

この映画で特に面白かったのは、ゴリラだった。とにかくこの映画のゴリラは着ぐるみ感があり過ぎる。いかにも人が入ってるであろうゴリラだった。

使徒大集合の場面でもシレッと画面にゴリラが混ざっていたり、ナチュラルにマダムを優しく抱きながらゴリラが寝ていたり、1人の女を惜しみなく奪ったり、色々とおかしいゴリラだった。
ユーチューブでゴリラ役のインタビューを受けてる動画もございました(気になるならチェック)。 

 

エンドロール前の使徒たちのシーン(ゴリラと子供を作る女・男が妊娠・空がアートチック)が、ハッピーエンドみたいな扱いだったけど、今までがブラック色が強すぎたせいで、悪趣味で満ちた世界にしか見えない(狙っていたのだろうけど)
まぁ予告詐欺である。この映画を見てハッピーになったら、その人はきっと幸せな人生を送ってるに違いない!!

 

どこまで この捻くれ者だと思う監督の悪趣味な映像に面白味を感じるかが、この映画の良さを分けるのかなぁ?

 

ヒロインと女装男子のキスシーンはとても良かったです。久しぶりにキスシーンで男に羨ましさを感たレベルでした。

アマゾンビデオ版です

神様メール(字幕版)
ピリ・グロワーヌ
2016-10-19


少年少女のダンスとキスで思い出した映画(これも羨まチュー映画)。


(感想)スポットライト 世紀のスクープ-行き過ぎた神父多すぎ

明けまして、おめでとうございます。
本年度もよろしくお願い致します。


『スポットライト
世紀のスクープ

 
スポットライト
 

  • 監督 トム・マッカーシー
  • 出演 マーク・ラファロ
  •    マイケル・キートン
  •     リーヴ・シュレイバー
  • 公開 2015(日本は2016)
  • 制作国 アメリカ

 

ボストン・グローブ(新聞)の少数取材部隊<スポットライト>。彼らは新局長からゲーガン事件を追うように持ちかけられる。それはカトリックの教会である神父が子供の性的虐待を行ったという事件。取材を重ねていくチームの前には教会の圧力と、遥かに大きい隠蔽の影が……

 

ネタバレありです


神父への罰とは一体?
個人的な評価 ★★★★☆(4/5) 
 

地味ながら良作、みたいな映画でした。

淡々と進んでいく中で、映画が1時間経ったあたりで、ボストンの被害人数が90人程いることが分かり始めた場面から跳ね上がるように面白くなったと思った。

ストーリー進行の中で 各々の登場人物の立場が鮮明になっていくので、段々テンションが上がっていく映画でした。

 

役者の演技も好きな所が多くて、マーク・ラファロの激怒シーンとか、リーヴ・シュレイバーの地域外から やってきて街の違和感に 探り探り触れているところとか、被害者側の弁護士をやっている俳優の方も最後の最後で子供に対して、上り調子で声をかけるシーンも良くて、エンドロール前のマイケル・キートンの間とか、流石アカデミー賞 みたいな感じでした。

 

気になったのは、あまりにもスポットライトの面々が聖人ぞろいというところ。

こんな記者たちが本当に居たの? みたいな真面目な人物たちでした。『キャプテン・フィリップス』でも思ったけど、実話系の映画で英雄みたいなキャラが良い面しか見せてないと、見ている自分としては 都合の良い撮り方してんな とか思ってしまう(自分でもうがった見方だとは思うけど)

でも、『キャプテン・フィリップス』よりは不快感はなくて、“なぜ今まで報道しなかったのか”という部分があったので そこがカバーしている感じはあった。

それでも綺麗なジャイアン見せられてる感じでしたけどね。

それにしても、これだけ行き過ぎた神父が多いと、分かっていて神父になった奴も多いのか?
手を出した神父に直接天罰でも下ればなぁー、気持ち消化不良。

ブルーレイ版です

スポットライト 世紀のスクープ[Blu-ray]
マーク・ラファロ
VAP,INC(VAP)(D)
2016-09-07
 

(感想)ロシアン・スナイパー-戦場でチュッチュする映画

『ロシアン・スナイパー』


ロシアン・スナイパー

  • 監督 セルゲイ・モクリツキー
  • 主演 ユリア・ペレシルド
  • 公開年 2015
  • 制作国 ロシア・ウクライナ 

実在した旧ソ連の女性スナイパー リュドミラ・パブリチェンコ。彼女の体験した第二次世界大戦の戦場と恋を描く。

 

ネタバレありです

 

作り物の戦争ドラマ

 

個人的な評価 ★☆☆☆☆ (1/5)

 

戦争映画で女性スナイパー。何となく『フルメタル・ジャケット』に出てくるスナイパーを思い出して、前情報もなくジャケットを見ただけでレンタルしてきました。

 

見た感想としては微妙。戦争描写が悪いわけではないけど(空爆シーンは良かった)、よくあるような恋愛ドラマになってしまってるのが残念。

 

役者も演出も全体的に舞台じみていて、好き嫌いが分かれそう(自分は嫌い)

セリフ臭い台詞とか人がいつも丁度良いタイミングで登場するとか人に操られてるみたいで、用意されているものを演じてる感がすごくある。主演女優のユリア・ペレシルドさんも実在している人を演じてる感がデカい。

 

あと劇中で2回にわたって、ソウルフルな劇中歌が流れるけど、あそこだけ完全に音楽のPVになっていて笑った。見ている自分のテンションはすごい冷めてるのに、急に情感たっぷりの歌が流れてくるのでテンションの高低差事故が起きた瞬間であった。

 

今はわりと女性が軍に入隊することも多くなってきた方だけど、劇中で「男が守るべきなのに」とか言っちゃうのは どうなんだろう。
今の時代に この映画をつくった意味は何なのだろう。
男は頼りない、だからこそ辛くても女の自分達が立ち上がれ という感じなのか(戦争に勝ったのは主人公だけの手柄じゃないので、散った男達にクソを投げる行為だな)。
戦場でイチャイチャ チュッチュしてるような映画だしなぁ。
女性はやっぱり強い・この女性かわいそうでしょう だけの映画だと思ってしまったのが、自分の感じたところ。

他に重要な意味があったかもしれませんが、分からなかったです。

DVD版です

ロシアン・スナイパー [DVD]
ユリア・ペレシルド
アルバトロス
2015-12-02


 

(感想)ロブスター-独り身に厳しい世界

『ロブスター』


ロブスター

 

  • 監督 ヨルゴス・ランティモス
  • 出演 コリン・ファレル
  •    レイチェル・ワイズ
  • 公開年 2016(日本)
  • 制作国 ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリス

 

独身が罰せられる世界。独身者はホテル付きの施設に送られ、45日以内に新しいパートナーを見つけられなければ、任意の動物の姿に変えられてしまう。

妻に捨てられた主人公は、施設に送られるも、色々あって施設から脱出。施設から離れ、独身者だけが集まる集団に加わる。そこで運命の人と巡り合うが、そこは恋愛禁止で……

シュールな雰囲気のSF恋愛ものです。

 

ネタバレありです

 

ロブスターはひっそり暮らしたい

 

個人評価 ★★★☆☆ (3/5)

 

奇妙な世界観で結構惹き込まれる映画でした。

設定はわりとガバガバなんじゃないかって思うところもありましたけど。

 

自分的にこの映画の魅力は奇妙な雰囲気にある。特に説明もなく映画が進むので、良い意味で「何やこれ……」と楽しむことができた映画でした。

ただ設定が緻密に作られているかは別で、簡単に施設から脱出できるし、誰でも使える転換装置で簡単に人を動物に変えてしまうし……。そもそも動物に変えるとはいっても、体の中のものを移し替えるだけで、生まれ変わるって訳でもなさそう。……なら、動物に変えなくて普通に独身者 殺処分で良くないか? これが駄目なのは道徳的な問題だから、実際殺してるけど、名目上 殺す代わりに動物にしてるんじゃないかって考えた。
……でもキャラクターは特に疑問に思ってないんだよな。

 

ラストは人によって意見が変わるやつで結構好き。

ヒロインが盲目で主人公も眼を潰すって、春琴抄をちょっと思い出す展開でした。
でも潰した後のシーンもないから、自分的には目を潰さずに戻って来たと思ってます。
まぁ最初ハンター女に無理して合わせるも失敗してるから、無理して合わせずに眼も潰さずとか、足の悪い男に対して偽鼻血を非難してるシーンもあるし、どっちの立場でも考えられるようになってる感じがする。

どれにしてもこの主人公は「ロブスター」みたいにひっそり生きていく感じがあって、そこに良い余韻を感じた。

 

気になった女優さんは、ホテルのメイドさん役 アリアーヌ・ラベドさん。
2
 

無感動な表情(この映画に限ってはみんな生気がない)なのに、事務的にお尻で独身者の性欲を刺激したり、実は森の独身者の内通者だったり、ダンスシーンではメイドの格好のまま踊り狂ってるし、正直ヒロインより何倍も魅力的に見えるキャラでした。

 

見た後に冷静になるとアレって思うところもあったんですが、見てる間は惹き込まれたのは本当。というか今もそこまで嫌いじゃない。

何か妙な映画を見たなー、という感じでした。


ロブスター(字幕版)
コリン・ファレル
2016-09-15


読み難いったらない でも名作
春琴抄 (新潮文庫)
谷崎 潤一郎
新潮社
1951-02-02
 

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