ささのさ散々

自分がお嬢様JDなのかお嬢様DJなのか分からなくなってきた 妄想にとらわれる美しき女人の映画乱視ブログ!!

(感想)セトウツミ-会話? いいえ漫才です。

『セトウツミ』


セトウツミ
 

  • 監督 大森 立嗣
  • 出演 池松 壮亮
  •     菅田 将暉
  • 公開年 2016
  • 制作国 日本

 

クールでインテリ系の内海(池松 壮亮)とヤンチャ系の瀬戸(菅田 将暉)の二人の男子高校生。高校生活という青春の真っただ中の二人は、放課後 河原で駄弁って過ごしていた……

 

ネタバレありです

 

個人的な評価 ★★★☆☆ (3/5)

リアルな会話じゃなくて漫才なのね

 

公開当時はイケメン二人に会話させて、女の子にキャーキャー言わせる映画だと思って無視していたのですが、知り合いが面白いと薦めてくるので見てみました。

感想としては、わりと面白かったです。そこそこ笑えたので そこそこ良かった。

 

映画は男子高校生特有のリアルでグダグダな会話劇と思いきや、かなりの漫才調。大阪で生まれ育ったささのさ的には 2016年にしてはコテコテすぎる関西弁と例えツッコミばっかりする池松壮亮実際にこんな奴いるかなー と思ってしまい、少しテンションが下がる。
そりゃフィクションの中の関西圏は こんなイメージなんだろうけど。 

会話のネタ自体は共感できる面があるけど、会話の調子が邪魔しているというか。
セリフの間が悪いという訳でもないけど、原作漫画だと自分の間でセリフを消化できる一方、映画だと調子が強制されている分、台本ありきの漫才を見せられている気が強くなっている気がしたなー。

1時間15分ずっと会話の割りには、飽きずに見られた分もあるし、笑えなかった訳でもないので、悪くもなかった。映画よりドラマ向きだとは思ったけど。

ただヒロインにゲイかと疑われるシーン。あそこは要らなかったんじゃないかなー。露骨すぎるというか、狙いすぎているというか。
まぁ『まほろ駅前多田便利軒』の監督だから、狙っているのだろうけど。
原作だとどうなんだろうね

狙ったターゲットにはドストライクな一本。おすすめです。

アマゾンビデオ版です

セトウツミ
池松壮亮
2016-12-02


大森監督の過去作品。セトウツミの二人の関係性が好きならオススメかも。


 

(感想)チョコレートドーナツ-予告から感動させる気満々

『チョコレートドーナツ』


チョコレートドーナツ

  • 監督 トラヴィス・ファイン
  • 出演 アラン・カミング
  •     ギャレット・ディラハント
  •     アイザック・レイヴァ
  • 公開年 2012
  • 制作国 アメリカ

 

1970年代のアメリカ。ゲイバーで働く、踊り子のルディ(アラン・カミング)は育児放棄されたダウン症のマルコ(アイザック・レイヴァ)を保護する。ルディの恋人で弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)と共にマルコを育てようとするが、ゲイカップルが親という偏見から世間はマルコと二人を引き離そうとする……

 

ネタバレありです

 

個人的な評価 ★★★★☆ (4/5)

そりゃ、感動するわな

 

予告から感動させる気 満々で気になっていた『チョコレートドーナツ』を見ました。

普通に感動はしましたよ。そりゃあ 泣ける設定テンコ盛りですもの。
 

自分的にこの映画は ルディの気高さを映画にしているなぁと思った。良くも悪くもだけれど。

だからこそルディ役のアラン・カミングが魅力的なのが良かったです。
ナヨッとしたロバート・ダウニー
Jrみたいな顔。歌に力がこもっているのも良かったなー。
調べたら『X-MEN2』のナイトクローラーの人らしい。映画冒頭のホワイトハウスで暴れまわるシーンが格好良かった記憶がある。 
ナイトクローラー
 

ただ主人公の描写に力を入れ過ぎて、他の役をおろそかにしていたかも。恋人のポールはマルコのことを どこまで思っていたのか、ダウン症の子を最後まで面倒みる覚悟がポールにあったのか、その部分が見えなかった。

ダウン症のマルコも愛嬌のある良い子 としか描かれてなかったような…… あまり手の掛かる子供でもなく、周りに順応しているし、ルディ達には法律の壁と世間の目くらいしか子育ての辛さもなく、キレイに描き過ぎではないかと思う。

 

そんなキレイに対して、3人の周りの悪意は汚さ過ぎる。母親もポールの元上司も とことん陰険で悪質。こっち側の言い分については何も描かれない。ただ悪役として登場して、ルディ達3人の株を上げるために出てきたみたいだった。

 

物語終盤「マルコが死にました」という手紙には驚いたし、容赦なく観客を突き放すなぁ と思った。だからこそ印象には残る。それでも 手紙を受け取った側が みんな感慨深げな顔して手紙を読んでいる画は、ほら やっぱりルディは正しかったでしょうみたいな 押しつけがましさが見えて嫌だった。

ただルディとポールの ちっぽけな幸せが ようやく手に入って、それから奪われたとすれば、まぁ 感動はするよね 結局あの3人がきれいすぎて、周りが悪人過ぎた。結果的にルディの気高さが前に出て、綺麗なのだけれども  どこか作り物っぽく感じた

 

大切な人が死んだら、そりゃ泣くだろうってそんな映画。とはいっても、役者もよかったし、評価できないわけではなくて。

ささのさ が捻くれているのでこんな感じになってしまいましたが、賞はいっぱい受賞している訳で、やっぱりおすすめです。

アマゾンビデオ版です。



アラン・カミングの出演作。印象がだいぶ違う。
X-MEN2 [Blu-ray]
ヒュー・ジャックマン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2013-09-04


 

(感想)ロード・オブ・ウォー-戦地でスーツの武器商人

『ロード・オブ・ウォー』

 
ロード・オブ・ウォー
 

  • 監督 アンドリュー・ニコル
  • 出演 ニコラス・ケイジ
  •     ジャレッド・レト
  •     イーサン・ホーク
  • 公開年 2005
  • 制作国 アメリカ

 

一家全員で開いているレストランの長男ユーリ(ニコラス・ケイジ)。彼はアメリカにやって来たロシアン・マフィアの銃撃戦見て武器商人になることに決意。ユーリは重火器を売ることに才能を発揮させ、財産と家庭を築いて行く。だが成功と共に敵も現れ始め……

 

ネタバレありです

 

個人的な評価 ★★★★☆ (4/5)

三者三様の哀愁

 

文明が進んだ現代。戦争をするにも銃がなければ始まらない。そんなことだから武器商人という裏で戦争を支配する人間がいる。そんな戦争の裏側を描いた映画です。

フィクションの中の武器商人と言えば、売った途端 撃たれるイメージがあるけど、このニコラス・ケイジは頭が良いので安心。ビン・ラディンに銃を売らないのは思想の問題ではなく、不渡りが多いため、とか現実的でなるほどなーと思えるので面白い。
戦地の子供が死んでしまう場面もサラッと流していくのも
戦場では当たり前という怖さがあった。それでいて思想を押し付けるでもなく、銃弾をばらまくときにレジのキャッシャーみたいな音を出すおふざけ感とか、バランスよく社会派と娯楽が両立している感じだった。
 

ニコラス・ケイジが嫁さんに武器商人を辞めるように詰め寄られるシーンで、僕には武器商人の才能があるからと言い放ったとき、これしか才能がないんだと思わせる雰囲気がすごく良かった。それが結末の哀愁を引き立てているのもグッと来た。

役者陣も素晴らしい。ジャレッド・レトは若くて青い感じがよく出ていて、その青臭さが最悪の結果を招いたシーン。展開は読めたけど それまでの施設への入所前にニコラス・ケイジから大麻を与えられる所の甘さがあそこに帰結したと思うと、若さ故の哀愁を感じてしまった。
枯れている寄りのイーサン・ホークとニコラス・ケイジも
枯れかけ枯れ切ってしまったのと 違いが出ていて深みが出てるー。

アンドリュー・ニコル監督でイーサン・ホークが出てる作品だと、自分が見ている中では、『ガタカ』→『ロード・オブ・ウォー』→『ドローン・オブ・ウォー』の順番で枯れていってるというか、陰が増しているのが面白い。この映画だと正義に燃える心が砕ける散る所を見られるぞ!!


色々な面が平均以上、そんな感じの映画でした。

ブルーレイ版です。

ロード・オブ・ウォー Blu-ray
ニコラス・ケイジ
TCエンタテインメント
2012-09-05


アンドリュー・ニコル監督のドローン戦争映画。(ささのさの感想はこちら)
ドローン・オブ・ウォー [Blu-ray]
イーサン・ホーク
ポニーキャニオン
2016-03-16


イーサン・ホークが渋くなっていく過程がこれ一本で分かる

 

(感想)アイアン・スカイ-月面ナチス襲来

『アイアン・スカイ』

 
アイアン・スカイ

  • 監督 ティモ・ヴオレンソラ
  • 出演 ユリア・ディーツェ
  •     ゲッツ・オットー
  •     クリストファー・カービイ
  • 公開年 2012
  • 制作国 フィンランド・ドイツ・オーストラリア

 

次期アメリカ大統領のイメージ戦略のために月面に降り立った黒人ファッションモデル。何とそこでは地球から宇宙へ脱出したナチスたちが文明を築いていた。ナチスは今もなお侵略を進めようとしており、モデルから奪ったスマートフォンを破壊兵器に搭載させるためUFOで地球へ赴く。地球と月面ナチスとの戦争が始まろうとしていた……

 

ネタバレありです

 

個人的な評価 ★★★☆☆ (3/5)

おバカ系にどこまで期待するべきだったか……

 

ナチスが月で生きていたという設定のおバカ系コメディーです。

感想としては予告を見て期待し過ぎていたせいか、ちょっと期待はずれな部分もあったり……

というのも この映画よりも先に『帰ってきたヒトラー
を見ていたのがまずかった。どっちの映画でもヒトラー 最期の12日間のパロディーシーンが挟まれているけど、クオリティの差が段違い。『帰ってきたヒトラー』の方は丁寧な再現とストーリーとの絡めかたで笑ってしまったけども、『アイアン・スカイ』では取り合えずパロってみたような雑さを感じてしまった。

 

最初のパロディシーンで感じた残念さが映画の終わりまで続いちゃったと思う。チャップリンの『独裁者』が月面では10分で終わる短編映画になっているところは面白いけど、この事実を目の当たりにしたヒロインの反応も そこまで大きくないのが気になるし、ラストの地球側での乱痴気騒ぎでも目立つ暴言を吐くのはアメリカ人くらい。劇中 北朝鮮をイジるシーンはあるものの、他の国へのイジリは慎重になっている印象。靴を投げるシーンも取り合えず挟んだんじゃないの? ということで、そこまでブラックでもなく その分ハラハラする面白さが削がれてる印象。
対ナチスの次は地球全体で戦争が起きる終わり方はおもしろいかった。でも筒井康隆ほど暴言・暴行が入り乱れることもないので、少し消化不良。お金の掛かる戦争シーンがなくても良いから、ブラックな言動がもう少し多かったら良かったのに。

 

まぁ、この映画の最大の魅力はユリア・ディーツェの可愛さにあるし、最初の掴みがバッチリなら、楽しめると思います。

アマゾンビデオ版です

アイアン・スカイ (字幕版)
ユリア・ディーツェ
2013-11-26 








おすすめ(ささのさの感想こちら)


名作の一本
ヒトラー 最期の12日間 [DVD]
ブルーノ・ガンツ
ギャガ
2015-07-02


 

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